神様からアイデアを授かる方法 『仕事は楽しいかね?』 その3
『仕事は楽しいかね』に関する記事のラストです。
今回はアイデアについて考えてみます。
神様からアイデアを授かる方法
今回はアイデアを生み出すための3つのコツをご紹介します。
アイデアに関する有名な逸話と言えば、ニュートンやアルキメデスのお話でしょうか。
ニュートンは目の前にりんごが落ちてきたのをみて、万有引力の法則をひらめいたといいます。
アルキメデスは自分がお風呂に入った時、お風呂からお湯があふれ出ていくのをみて、密度の違いから金を見抜く方法をひらめいたといいます。
この2人に共通していたことはなんでしょうか?
そこに優れたアイデアを思いつくための1つ目のコツがあります。
その答えは「考える」こと。いや、正しくは「考え続ける」ことです。
なーんだ、そんなことか。コツでもなんでもないじゃないか!と思われたかもしれません。
でも、この「考え続ける」ということが非常に重要なんです。先ほどの2人の例にしても、りんごが落ちてきたことや、お風呂があふれたことは単なるきっかけにすぎません。ずっと考えていたからこそ、ふとした拍子にインスピレーションがひらめいたのです。
日常的に「考え続ける」状態にもっていくためにおすすめの方法は、紙に言葉を書いて部屋の壁にはっておくことです。とにかくその事象に触れる時間を長くするのがおすすめです。嫌でも言葉が目に入って考えてしまう、そんな仕組みを作ってしまうことがポイントです。そこで気を付けたいのが、定期的に紙のはる場所を変えること。ずっと同じ場所にはっていると、その紙も景色の一部となって意識しなくなってしまいますので。
2つ目のコツは、力を入れすぎないことです。
このコツに関しては、エリザベス・ギルバートさんのTEDトークが参考になります。
彼女はプレゼンの中で、アイデア・ひらめきを自分の中から生み出すものではなく、外部のものとして切り離す考え方を紹介しています。
こうすることで、才能やセンスといった枠から解放され、自然と独創的なアイデアに愛されるようになるみたいですね。
また、『思考の整理学/外山滋比古』でも”見つめるナベは煮えない”という例えで、同じコンセプトが紹介されています。
3つめのコツは、「組み合わせる」ことです。
本書の中には次のような言葉があります。
やはり、無から有は生まれません。まったく知らない分野では素晴らしいアイデアも思いつきようがないです。知らないことは考えられないということですね。
また、脳の作りも、ニューラルネットワークといって網の目状に神経細胞がつながっています。この構造からしても、組み合わせることから新しいアイデアが生まれるというのは理にかなっているかなと思います。
そうすると今度は、組み合わせるものを準備しなければなりませんよね。そこで、普段から考える材料となるアイデアを集めておくことが大事になってきます。
<あらゆること>をしろ。すばらしいアイデアはどこからやってくるかわからないのだから。
このフレーズにすべてが集約されているように思います。
まとめ
アイデアに関する3つのコツ