コンサルティングとは何か (堀紘一) 感想
日本で有名なコンサルタントと言えば、
この本の著者である堀紘一さんと大前健一さんの名前が挙がるだろう。
それがこの本を手にとった理由でもある。
up or out 昇進するか会社を辞めるかという厳しい世界で
30年間もコンサルタントをやってきただけあって、
「コンサルティングとは何か」がいろいろな面から語られていた。
「考える」ことのプロフェッショナルであるコンサルタントにとって、
何が問題かを定義することが、非常に重要な問題である。
これを読んだとき思い出したのは、アインシュタインの言葉だ。
「生死のかかった問いを1時間で解かなくてはいけないとしたら、最初の55分は、問いを考えるのに使う。適切な問いさえわかれば、5分もかからずとけるから」
適切な問いをたてること、問題設定力は大事なスキルだ。
一朝一夕には身につかない高度なスキルなだけに、これからこのスキルを意識的に磨いていこうと思った。
コンサルタントの実態に少し興味があって読んでみた本だったが、
それ以外でも学び・気づきが得られたので、総じて読む価値があったなと感じている。